私達世田谷Teens編集部では、自分達が日頃思っていることを大人にぶつけたい、大人の考えを知りたい、と思い本音で語り合える場として「大人の言い分 子どもの言い分　座談会」を12月23日に行いました。ここでは、座談会の様子をテーマ別に紹介していきます。〔あきよ・えぶこ〕

心配？　理解？　でも見ないでほしい。

日記を見られて嫌な思いをしたことはありませんか？
日記を通して子どもたちのプライバシーについて話し合ってみました。

私は子どもの日記を見ようとは思わない。子どもの心を把握するのは読んでもできないと思うから。それにそういう権利はないんじゃないのか。親の悪口を日記に書く前に直接話せばいいんじゃないかなぁ。

日記を見て親に理解されたように言われると逆にむかつく。

	私もとんでもないと思う。自分自身日記をつけていたことがあって、本当に人に言えない事とかをかいてた。だからそれを見られるという事は裸を見られるのと同じ位。親の悪口を書くよりも沢山話すとわかり合えると思う。
	子どもは、日記を見られたとき大人に「自分の管理が悪い」って言われちゃうんだよね。

子どもの日記を見るのは子どもの環境を知るためだという大人がいた。信じられない。

日記を見ることは信頼関係を損なうことだと思う。でも親が子どもを心配して、見たいという気持ちはわかる気もする。

私も日記を見られた。親は自分の子どもだからいいと思ってたらしい。でも親も子どもも同等のプライバシーを持ってるんだからね。

守るためにあるの？　やぶるためにあるの？

意義のない校則…　校則とは生徒だけのもの？　守れないならなくしちゃえばいいのに。

制服には色々な意味がついてると思う。うちの子は校則にふれていないギリギリの所でおしゃれするのが楽しいみたい。

校則はきびしくても意義があるならわかる。制服は動きにくいしすぐ汚れるから嫌い。
何を守らせたいのかよくわからない。それに子どもと先生の世代は違うから昔のおしつけになる。校則でしばらなきゃならないのは悲しい。

大人のカジュアルデーみたいに自由にやってる学校もある。それを続けているうちに派手さがなくなっていった。校則はそこに関わる人たち皆で話し合って決めていくべきだと思う。

私の学校ではスカートが超ミニとかすごい靴とかで校則無視してる子が多くて先生があきらめてる。校則ないと乱れるのは本当だと思った。

校則は昔の名残があって今の時代にあってないんじゃないか。制服は便利。毎日何着ようって考えなくていいから。

校則は必要以上に細かくて理不尽。分からないまま従いたくない。

個性を認める必要は考えているが、学校や先生は地域からの要望も受け入れたりもしなければならない。ルールとは、どういうふうにすれば皆が暮らしやすいかというものだと思う。校則もそれが本来のあるべき姿だと思う。

「お願い　殴らないで！！」

子どもは親のことが大好き♥　だから殴られる時は体よりも気持ちが傷つく…。

感情的に殴ることはいけない事だよ。

殴られた時に親に失望した。こんな大人になりたくないと思った。

うちは夫婦２人して怒るのはやめようと決めている。怒る人とフォローする人って感じで。親の中には自分が一生懸命育ててきたのに『何で？』『何だ』みたいに思う人もいる。

暴力なしでちゃんと話し合いたい。

私は娘を殴った事がある。言い合う内に感情的になってしまった。

最近初めて殴られて、心が冷たくなった。トラウマになりそう。
一度殴られると普段でも体が拒否してしまう。殴るのも一つの愛情表現であると思うけど。

大人へ　子どもへ　討論を終えて感想…。

理想の親子像とは？　親子に望むものそれは…

「親と子」というより「人」として向き合っていきたい。
親には本気できてほしい。甘やかしてほしくない。

これから親になっていく人をそだてていくのも必要な事。

今、親と本気でケンカしたら親が負けると思う。親を背負える関係になりたいと思う。

	常に本気でありたい！　自分の意志を伝えてほしいし、伝えたい。嫌われても構わない。それがきっと将来につながっていくから。
	理想的な親子像なんていらない。その時その時で模索していくのがいいと思う。